除菌・殺菌・抗菌の違いってなに？意味を知っていますか？

こんにちは、たらこです。

ドラッグストアとかで製品を見てみると、多くの製品で
「除菌・殺菌・抗菌」といった表記がありますが、違いってご存じでしょうか？
今回はわかりやすく簡単に意味を説明してきます！

こんな人に読んでほしい

結論から言うと、この3つは表記は実にあいまいな言葉で、具体的に数値等を用いて
明確に表記が分けられているようなものではないようです。
が、あいまいながらもそれぞれの意味合いについては違いがありますので、下記で説明します。

除菌とは「物理的、化学的または生物学的作用などにより、対象物から増殖可能な細菌の数（生菌数）を、有効数減少させること」

「一定数の菌を殺し、何かしらの効果を発揮する」という意味ですね。
例えば食器用洗剤であれば、まな板の菌を殺し、食中毒を防ぐ効果を発揮するものは
「除菌効果がある」と記載しています。
つまり、菌を殺すことによる効果が証明されていると捉えてよいでしょう。

殺菌とは、文字通り「菌を殺すこと」。しかし、殺す対象や殺した程度を含んではいない。

「菌を殺す」という点では除菌と一緒ですが、例えばコップに菌が100個ついていたとして、
菌を1個だけ殺した場合でも、「殺菌効果」と表記しても良いのです。
つまり、効果は証明されていないと捉えてよいでしょう。

抗菌とは「菌の繁殖を防止すること」である。

上記2つの、「除菌・殺菌」という言葉は、菌を「殺す」ということに着眼している言葉ですが、
抗菌はそうではなく、菌が増えることを「防ぐ」ということのようです。

上記をまとめて効果ごとに表にしてみました。

除菌・殺菌に関しては菌を殺すことに着眼された言葉、
抗菌に関しては菌の増殖を抑える効果に着眼された言葉、
ということですね。

上記を注意して様々な製品を見てみると面白いかもしれません。
以上、みなさんの助けになれば幸いです。